今回は体の錬金術のお話し。
と言っても金の体に作り変えるわけではなくて(^^;)以下の広義の意味での錬金術です。
概要
母親の子宮の中で羊水に守られながら生命を育む私たち人間の命は、水から誕生したと生物と言えます。実際に人間の体の50~70%は水でできています。(胎児は90%)
そしてその水分の約3分の2は細胞内に存在し、残りの3分の1は細胞と細胞の間に存在する細胞間液と血液にあり、それぞれ生命維持のために働いています。
体の状態が自身の中から変わることを、
クラニオ・ワーク(頭蓋仙骨療法)では変移と言います。
体の状態の変移、変化は体液(脳脊髄液)の中から起こります。その一つの変化が連続的に順番に現れシステムの構成力となって機能します。
この変移が起こるとき、これまでの脳脊髄液の潮流リズムがいったん静止します。
静止から「より完全な存在に錬成する試み」として渦巻くような力が起こり、最初は生体電気的な場として現れ、この基盤の周りに体液、細胞、組織が明確に形成されていきます。
静止より 動きは生じ
動きより 力は生じ
力より 結合が生じ 結合は
形 成さしめ
それを保たん
(図と文は「クラニオセイクラル・バイオダイナミクスVOL.1」より